映画/読書/舞台等感想」 of バジル オフィシャルサイト


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ダイナミックで透明感のあるボーカル、メロディアスな楽曲、ピアノをメインにしたサウンドの爽やかポップスユニットです。

映画「犬に名前をつける日」鑑賞記

とても良い映画ですので、たくさんの方に観てもらいです。

各都道府県での犬猫の殺処分施設での取材から始まります。

殺処分されるギリギリのところで、少しでも多くの命を救おうとするボランティアさんの活動を描いてます。

劣悪なブリーダーの崩壊現場やベットショップという、人間の営利目的で命の売買をしている姿も描いてます。

ベットショップで、犬猫買う人が、みんな譲渡を選択してくれれば、年間12万頭という日本の殺処分数がどれだけ減る事やら。

ボランティアさんの活動には頭が下がります。

公式サイト

http://www.inu-namae.com/sp.html

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映画「みんな生きている」鑑賞記

横須賀にて映画鑑賞
「みんな生きている」
というタイトル。
飼い主がいなくなった猫を描いたドキュメンタリーです。
野良猫のを引き取って飼っていくこと、また地域猫活動やボランティアの事など、アメリカやドイツの事例なども紹介した良い映画でした。

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猫の糞尿の被害については、行政にすべて対策を押し付けるべきではないと思うが、地域猫活動が推進されるように、指導的な立場を取って行動しでめらいたい。映画上映後、横浜市の行政側、黒澤泰さんの講演もありました。神奈川県は、行政もかなりがんばって地域の方と対策したなと思いますが、できれば、こういう良いノウハウを、対策が遅れている地域に、展開できないものだろうかと考えてしまいます。黒澤さんには、京都市で、講演してもらいたいなあ。

映画「ひまわりと子犬の7日間」鑑賞記

映画「ひまわりと子犬の7日間」を観てきました。
とてもよくできた映画だと思います。
よくできたという意味は、よくぞここまで入り込んだなという意味もあります。
現在でも市役所や県など行政施設で日々実施している犬猫殺処分の話そのものなのですが、
実話に基づいているお話とはいいつつ、数年前までは、隠蔽しまくっていたような内容に踏み込んでいるからです。ロケも実際の収容施設だったり、殺処分機も出てきたり、実際に、本当にある内容そのものだったので、とても説得力があります。ロケも行政が協力したわけでしょう。行政が変わったという話はよく聞きますが、こういうところからもうかがえます。

映画にもなって、ここまで大きく取り上げられているというのは、社会がこの殺処分問題に正面から向き合おうという姿勢になっていると、非常に感じました。と言っても、まだ心ない人もいるけどね。
まだまだ、年間17万匹もの犬猫が殺処分されている現状を知らない方もいるので、
この映画を通して知ってもらいたいと思いますのでお薦めです。

主人公が、保健所の職員で、その二人の子供、またその職員の親の家族がくりひろげるお話です
◇殺処分を実施する保健所の人もつらいのです。好きでやっているわけではありません。
◇その保健所の子供もつらいのです。親が仕事でやっている事とは言え、実際に知ったらかなりショックでしょう。
◇犬が凶暴になるのは人間が危害を加えた結果なのです。
◇親子の愛情、絆は大事なんです。人間もそうだけど、子供を守る母親は強いよね。
◇命の大切さを感じましょう。犬も猫も人間も命の価値は同じです。ブランド犬猫も雑種も同じです。

思わず涙が出てしまいそうな映画です。
親が子供に観せるには、とてもよい映画だと思います。

舞台「置き去りにされた命」鑑賞記

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2012年8月5日(日)笹塚ファクトリーにて、舞台「置き去りにされた命」を観てきました。
たまたまNHKで舞台の紹介をしており、それを観て知りました。やはりメディアの力は大きいですね。
どんな内容かと言いますと、このチラシにあるように、被災地で原発の警戒区域内で取り残されてしまった、犬猫や動物の話です。前半が、被災地にある県立相馬高校の生徒が作成したドキュメンタリービデオ、後半が、同じく被災地である郡山からの女子高校生が主役の犬に扮した舞台です。舞台が終わった後に、被災地の動物救援活動をされているNPOの方のトークショーもありました。

今回の舞台は、作、演出、朗読、演技と、ムカシ玩具舞香さんという方が中心となって制作されました。またこの舞台のすごいところは、なんと無料公演にしたという事です。劇場も協力しないとできない事なので、多くの方の協力があったのだと思います。あと音楽が生演奏だったのがうれしいですね。アコースティックギターとバイオリンの演奏で、バイオリン奏者の龍馬さんという方のオリジナル楽曲だそうです。

メインは、やはり舞台でしたが、最後は、かなりもらい泣きをしてしまうほど感動しました。
出演者ですが、主役は、ハルという犬役の里菜さんで、郡山の高校生です。
あとは、舞台進行を朗読の形で、舞香さんが進めながら、舞香さん自身が、野良猫やカラス、豚、牛の役などでも登場しました。
ストーリーとしては、ほとんどみなさん、ニュースなどで報道されているので、ご存知の方も多いと思います。原発の事故で、警戒区域に指定された地域で、住民全員が避難する事になり、サキちゃんという女の子と、飼い犬のハルが離れてしまう事になりました。避難所にペットはだめという事で、ハルを連れていけないサキちゃんは反対しますが、最初は2〜3日の話だったので、お母さんが説得して、やっと離れる事になりました。知っての通り、2〜3日のはずがなく、長い時間置き去りにされて空腹に耐える犬猫達の姿がそこにありました。餓死した犬猫も多くいたと思いますが、一つの分岐点になったのが、犬猫に関しては、綱でつながれているか、引きちぎってつながれてない状態であるかで、その動物の生死が変わったそうです。おかしな法律が足かせになっており、つながれている犬猫は、救援隊が来ても、他人の飼っている動物なので保護できないらしいのです。当然、街にも出れないので、自分の存在を知らせる事もできないでしょうから、そうやって餓死してしまうケースが多々あったようです。舞台の中では、豚や牛の殺処分についても触れてました。結局、牛や豚が、逃げて、損害を与えるとなると、飼い主に負担がいってしまうという理由から、やむを得ず、殺処分という悲しい現実になってしまいました。
主役のハルは、なんとか逃げ出して、カラスからごはんをたくさんもらいます。街へ走って、救援隊に保護されて最後はハッピーエンドだったのですが、これが、現実そのものだという話は、その後のトークショーでもありました。
トークショーは、犬猫みなしご救援隊の中谷さんという方のお話でした。
この団体は、動物愛護の活動を普段からされているのですが、広島に拠点があって、非常に遠い場所で、最初は、それほど深い考えもなく被災地に出向いたそうです。
印象の強かった話としては、震災直後なので、人の救出もままならない中、犬猫の救助とは何事だという事で、かなり多くのバッシングがメールなどであったそうです。メールの大半が批判的な内容だったそうです。ですが、被災地に行ってみると、犬猫であっても、救援隊という事で、とても歓迎され、帰宅後は、よく行った!と、行く前とは一転して、支持するメールが大半だったようです。これだけの変わり様におどろいたそうです。実際に行ってみると、死体がごろごろしているような状態で、すぐに帰ろうと思ったそうですが。。。
あと、マスコミに関しては、釘を指してました。現在の日本に本当のジャーナリズムはないのではないかと、かなり悲観してます。とうのは、報道のされ方が、すべてスポンザーの意向で決まってしまっているそうです。例えば、東電を批判したいスポンザーがいれば、東電を批判する番組内容になるし、逆に東電を用語するスポンサーであれば、そういう内容になってしまう。嘘を報道しているわけではないのですが、報道のされ方次第で、誰を悪者にしたてあげるかの意図は、この件に限らず、すべての報道に言える事ですね。つまり、すべての人は、お金で動いているので、お金を出した人の意図した通りになるという事を、とても悲観しておられました。海外であれば、少しは期待をしていたそうですが、やはり、あまり芳しくなかったようです。結局、みなさん、自分の生活が大事なので、そうなってしまうのでしょうけどね。。。




渡辺眞子著「世界にたったひとつの犬と私の物語」Shino

長々と語る事でもなく、お願いをすることでもなく、ほんの小さな『真実』が人の心
を動かすのではないかなと、思います。

その日は、他にも欲しかった本があったのですが、予約になりますということで一冊
残ってた渡辺眞子さん著『世界にたったひとつの犬とわたしの物語』を購入しました。

全体的に重くはなく、かといって涙がだーだーと流れて来るでもなく、心が温かくな
る感じだと思います。
10編の、犬と人との実話を基にしたストーリー。

動物を愛する人達の姿勢や気持ち、与えた愛の分必ず答えてくれる犬の純真さには胸
を打たれます。

中でも一番私が泣いてしまったのは、あとがき~でのエピソード♪

もしも、犬や猫を飼いたいと思ってる方がいたら、ペットショップの前に施設に行って下さることを切に願います。

そして、いつか犬たち全部が大好きな人たちと暮らせたらどんなにいいだろうと思います。

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映画「犬と猫と人間と」鑑賞記:アリマカツミ

5月8日(土)多摩市永山公民館にて、映画

「犬と猫と人間と」を観てきました。

ドキュメンタリーの映画なので、作り事はいっさいなし、取材を元に映像化したものです。
今までの活動の中でインプットされている内容なので、特段驚きというのはなかったのですが、実際の取材を元にした映像が加わると、非常にリアルな感じがありました。

映画のきっかけというのは、一人のおばあさんの発案。
自費を投入して、飯田監督に映画の製作をお願いした事で実現しました。
監督も最初は、動物愛護など関心もなくといったところのようでしたが、言い出される事によって、刺激を受けて、それがどんどんいろんな人に伝わっていく、映画も、それに少しでも貢献しているのではと思いました。
残念なのは、このおばあさんは、”自分が生きている間に観たい”と言ってましたが、製作期間が長引いてしまって、完成した時に、そのおばあさんが亡くなってしまっていた事で、監督は、それについて、今でもかなり後悔しているようです。

日本の動物事情にショックを受けたオーストラリア人、マルコブルーノさんは、動物を殺処分から救う活動、衛生状態の悪い環境から救って、里親を探す活動を行っているが、一緒に手伝っているのは大学生サークルの若者。

里親を探している動物達を、捨てないで一生懸命面倒見ている小学生。
もらったお年玉を、買い物ではなく、動物の餌代にまわしてかわいがっている姿は、ちょっと泣けてきます。
子供達は、命の尊さを、大きく感じていたようです。

それに対して大人はどうでしょう。
ブリーダーが、動物達を、生殖マシンのように扱って繁殖させ販売して儲けている。
いらなくなったといって、無責任な買主が、すぐに保健所に連絡する。
行く末は、大半が殺処分。
殺処分を減らそうとがんばっている人がいる反面、自分達の利益のために、大半が殺処分されるであろう動物をどんどん生成している。
まったくおかしな現実。

映画の出演者の一人が言ってましたが、人間でいる事がいやになる。
特に大人。

マスコミの取り上げ方も、一時的だったりする。
ブームになって終わってはいけない、やはり継続する事が重要。

イギリスでの広大できれいな環境で、里親を待っている動物とは、雲泥の差を感じずにはいられない。
イギリスも以前は、ペットを販売していたそうですが、現在は、販売はせずに、このように里親を探してる人から譲りうけるのが一般的。

日本はペット大国ですが、ペット天国ではない。
これでは日本で生まれた動物がかわいそうというマルコブルーノさんの言葉は、まさにその通り。

映画の後の、観覧者の監督との質疑応答で、ペット業者に関する取り上げ方が少ないのではという意見がありました。
もしかしたら、ペット業者の反発を恐れてというのもあるのかもと思ったりしましたが、観覧している人からすると、そのあたりにもズバっと切り込んでもらいたい気持ちもあったりしたのではないかと思いました。
観覧者の中の大半は、最初から、映画の中で描かれている動物事情を知っている方が、多かったようです。
できれば、事情を知らない人に、より多く知ってもらいたいと思った次第です。
命ある人間であれば、毎年30万の命が、モノのように処分されている現状を見て、何とも思わないのでしょうか?と感じずにはいられません。