展示会 of バジル オフィシャルサイト


〜ユニット バジル オフィシャル サイト〜

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ダイナミックで透明感のあるボーカル、メロディアスな楽曲、ピアノをメインにしたサウンドの爽やかポップスユニットです。

神奈川県動物愛護協会主催 第12回 写真展「The voice for animals」 2013年9月14日(土)
かながわ県民センターにて

shashinten.jpg入口です

今年のタイトルは、「犬の話•猫の話•そして動物たちの話」というタイトルがついております。昨年までは、震災の被災地の動物の写真などが多かった印象がありますが、今年は、動物愛護法に関する掲示やセミナーがためになりました。法律となると、なかなか細かくて理解するのも大変なのですが、やはり主要な部分と言いますか、ポイントとなる部分は、しっかり押さえたいと思ってました。パネル掲示や説明をいただき、かなりしぼれてきた感じです。すでに施行されている夜8時以降の深夜営業の禁止、販売に回せる日数は、56日の希望が完璧には通らずに、まずは45日で、その後、数年後に56日になるという歯切れの悪さが残りました。これは、販売業者の主張で、幼齢の犬猫でないと売れないという意識からですが、それは、買う側も意識を変えないといけないでしょう。

あとは、虐待の罰則が強化されて、1年以下、100万円以下の罰金が、2年以下、200万円以下の罰金とされました。インターネットのみの販売が禁止になったのですが、これはインターネットを使ってもよいのですが、対面販売が義務ずけられました。それ以外にも販売業者は、いろんな書類の提出や、規制が増えたようです。行政の引き取り拒否権ができました。これも大きいです。販売業者、里親探しをしない人、不妊去勢の手術をしないで産ませている場合、などは引き取りが拒否できます。販売業者の持ち込みが引き取り拒否できると、業者は、売れ残りが出ないように過度の繁殖や仕入れを控えさせる方向に進む事が期待できます。売れ残りが出れば赤字になりますので、倒産する販売業者も出てくるでしょう。あとは、ザル法ではだめなので、抜け道を作らないような監視体制も必要でしょう。今後の課題になると思います。

神奈川県動物愛護協会主催 第11回 写真展「The voice for animals」 2012年9月2日(日)
かながわ県民センターにて

今年もバジルで見学いたしました。
昨年は、震災と原発で、被災地の動物という大きなテーマがありました。今年は少し趣向を変えた形になりました。展示されている写真は、神奈川県動物愛護協会の犬猫達で、アルバムの形で机上にあり、自由に閲覧できる形になってました。今年は、動物愛護法の改正年という事で、それの進捗状況も知る事ができましたが、まだまだ期待している結果までは至ってません。でも、もう少し国会議員の先生方にがんばっていただき、なんとか、実りある法改正に結びつけていただきたいと思います。

今年のセミナーは、2つのテーマがありました。
一つは、外来生物についてです。
これは、明治時代以降、何らかの理由で、外国から日本に持ち込まれた生物で、従来の生態系を破壊してしまうものにあたります。哺乳類、爬虫類、魚類などなど、数十種くらいかな?いるそうです。有名なところだと、魚のブラックバスは、これにあたります。諸外国、これらの外来種については、輸入を禁止するなど、歴史的に規制をかけている国もたくさんあるようです。ただ、一旦増えてしまうと、それを排除するのは、かなり大変です。結局、殺処分という非道徳的な方法になってしまうわけですが、これも、増えると、捕獲も大変だったりするわけです。アライグマの話が出ました。アライグマは元々日本にはいないので外来生物にあたるわけですが、農作物を荒らしたり、人に対する被害が多いのも悩みのたねです。ですが、持ち込んだのは人間ですから、それを動物のせいにするのは、あまりにも乱暴のように思います。一番動物に優しい方法は、不妊去勢手術を施して、再び自然に返すのが一番よいのですが、それには、法律の罠があります。捕獲したその場で不妊去勢手術をして放してあげれば罪になりませんが、一旦捕獲して病院などの連れていって、赴任虚勢手術をすると罰金刑だそうです。全くおかしな法律です。増えた外来生物を排除できたのは、イギリスで1例あるだけで、あとドイツでは狩猟によって、頭数が増えないように管理をしている生物がいるそうです。

もう一つのテーマが、アニマルウェルフェアというものです。
家畜福祉などと呼ばれているものです。
私もなんとなくテレビなどで見ていた家畜の光景ですが、実は、ものすごく家畜にストレスが溜まっているような方法で、飼育されているそうです。
例えば牛については、元々草食なのに、カロリーのやたらと多い穀物を食べさせ、明らかな肥満体型にして、肉牛として出荷する。豚も同じようなものです。自然の摂理からは反しますね。
豚は、狭いケージに入れられて、ほとんど身動きできないので、運動不足による肥満にもなります。
ブロイラーなんかも同じです。
メス牛やメス豚は、過度に繁殖させられ肉体的、精神的な苦痛を感じた後、食肉になり、鶏の卵も大量に出荷するために、洗剤で洗浄するといった具合です。
欧米では、こういう方法に疑問が投げられ、未だに改善が進まない日本に対しては、批判的な目が向けられています。ただ、このような方法の方が、コストパフォーマンスとしては、一番利益が出てよいそうです。酪農家の方達も、生活がかかっているので、仕方ない部分もあるでしょうし、消費者も安い方がよいという事で、気にしないでスーパーで買っている人がほとんどだと思います。牛乳も卵も肉も必要なものではあるけど、多少、割高でコストがかかっても、ストレスが少ない形で飼育された動物の恩恵に預かれるように、多くの人に意識が変わればよいなあと思います。




shashintenA.jpg会場入口です
shashintenB.jpg建物の看板です

神奈川県動物愛護協会主催 第10回 写真展「小さな命の輝きを見つめて…」 2011年8月2日(火)
かながわ県民センターにて

昨年も同じ時期に観覧いたしました、バジルがいつもお世話になっている、(財)神奈川県動物愛護協会主催【写真展】にバジルで観覧いたしました。写真展自体は、8/1~8/2にかけて開催されてます。展示してある写真は、神奈川県動物愛護協会のシュルターで保護している動物達の写真です。子犬、子猫や、健康は犬猫は、定期的に開催されている里親会でもれわれていきますが、病気を持っていたり、老齢の犬猫は、なかなかもらい手が見つからずに、愛護協会で最後を全うする動物達もいたりします。今年の特徴としては、東日本大震災において、被災地、特に原発事故で立ち入り禁止になって、置き去りになってしまったペット達の保護活動についてプレートでの説明がありました。それともう一つは、環境省の「動物愛護管理のあり方検討小委員会」で議論されていた、「動物取扱業の適正化」についての説明をセミナーという形で行い、我々も主席しました。すでに環境省のHPに、「動物取扱業の適正化について(案)」が掲載されており、この内容が、平成24年の国会で審議され、現在の法律が改正されるという流れになってます。まだ現状、あくまで案の段階であるため、案を法律として可決させるために、一般国民の方の意見、パブリックコメント7/28~8/27まで募集をしております。みなさんの意見で、是非今回の案を法律として施行できるようにバジルからも御協力をお願いしたいと思ってます。

セミナーの内容と言いますか、動物取扱業の適正化案になるわけですが、初めて関わる人には、なかなか難しい内容かもしれません。セミナーに参加された人の中にもそういう方がいらしたと思います。みなさん最初は現状把握もできてないので、ピンと来ないかもしれませんが、最初はそれでもよいと思います。今回のような機会を機に、知見を持たれる方が増えてくれるのを望んでいます。昨年開催された麻布大学でのシンポジウムでの内容をまとめたような形であるため。シンポジウムにも出席した私としては、非常に理解しやすかったです。より多くの方に、うまく噛み砕いて、パブリックコメントへの提出まで、多くの方でできるように持っていければと思います。

shasinten2011a.jpg会場内のスペースでぬいぐるみに囲まれているShino。とても同化している気が。。。
shasinten2011b.jpg入り口の様子 横浜駅から歩いて5分くらいの場所にある、会場の「かながわ県民センター」。玄関から入ると、すぐに見えました。

神奈川県動物愛護協会主催 第9回 写真展「小さな命の輝きを見つめて」 2010年8月21日(土)
東神奈川かなっくホールギャラリーにて

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この日は、東神奈川駅前にある「かなっくホール」にて、バジルと、FMサルース有馬ゆみこさんとで、神奈川県動物愛護協会主催の写真展「小さな命の輝きを見つめて」を観てきました。左の写真は、駅ビルのカフェで待ち合わせ&打ち合わせの風景。さあ、これから出向きます。

右の写真は、写真展の入口。受付を過ぎると、壁に愛護協会で実際に見た、動物の写真が掲載されております。みなさん里親を探している犬や猫達です。実は、この日、作家、渡辺眞子さんのトークショーが予定されており、そのトークショの後で、バジルを紹介していただき、9月のコンサート告知をする予定でしたが、渡辺眞子さんが、急病で出演できなくなってしまったため、渡辺さん本人から預かってきたスライドを流す事になりました。

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スライドの内容はと言いますと、殺処分場で、動物が受け取られて、実際に処分されるまでの流れを、そのままストレートに映したものです。つまり殺される直前の動物、また処分箱に詰め込まれ、炭酸ガスの注入により、もがき苦しんで窒息死した直後の排泄物が垂れ流しになっているような、かなり強烈でかつ、辛い内容のものです。こういう事実があるんだという事を、一般の人に知らしめないと、このような行為が減らないわけで、そういう意味では、きついがゆえに、説得力のある内容であり、だからこそ見てもらいたいと思う内容でした。この後、バジル+有馬ゆみこさんを、愛護協会の方から紹介されて、コンサートの告知をさせていただきました。そして、動物の写真を撮り続けている写真家の中川こうじさんともお話をする機会がありました。殺処分場に動物を持ち込んでくる人の意識が、15年ほど前と、かなり変わっていて、嘆かわしく思うそうです。以前は、かなり申し訳なさそうに持ち込んでいたのが、最近は、悪びれる様子もなく、”なんかくれるの?”というあきれた質問をする方もいるそうです。持ち込む理由として、”飽きたから”とか、”流行らないから”という、信じられない言葉を発する人がいるそうで、まるでゴミ扱いです。貴い命をなんだと思っているのだろうと、嘆かわしく思います。実際に自分の子供に対して、このような扱いをするでしょうか?まあここ数年、人間でも虐待が問題になってるくらいですから、虐待するような人の意識は、こんなものかもしれませんが。。。


今日、写真展にお越し下さった他の方とも、いろいろお話ができましたが、元々動物愛護や殺処分の現状を知っている方達が大半だった印象です。やはり課題としては、現状を知らない一般の人に、現状を知ってもらえるように、たくさん広めていけるような活動が必要だと感じました。幸い、我々は音楽を通じて、またメディアを通して、訴えていくすべを持っていますので、音楽を通しての広報活動をがんばっていきたいと思ってます。ヨーロッパの動物愛護先進国と言われているドイツなどは、動物愛護という意識が、特別なものではなく、ごく一般の人が持っているものあり、その点、一般の人の意識が進まない日本と、大きな差があると感じてます。なので、バジルがやっている、このような活動は、決して特別な意識での活動ではないんだと思ってもらえればと感じております。

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戦場カメラマン中川こうじさんの「のら猫写真展」2010年8月29日(日)初台区民会館 大会議室

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この日は、先日の神奈川県動物愛護協会主催の写真展で御会いした、戦場カメラマン中川こうじさんの写真展”のら猫写真展”をバジルの二人で観覧いたしました。左の写真は、写真展の風景。かわいらしい、のら猫の写真が展示されてました。
右の写真は、発売されている中川こうじさんの写真集の中の一冊

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中川さんは、中東の戦場での写真を数多く撮っており、
それと並行して、猫達の写真も撮っており、動物愛護を呼びかける活動をしてます。
また、反戦主義者でもあります。

道端にたたずむ猫、雪が降るなかを寒そうに歩く猫達、じゃれている猫。。。どれを見てもかわいさを感じます。
それと同時に、命の大切さを感じずには、いられません。

写真展を一通り観た後、中川さんとお話ができました。
中川さんは、戦場での写真を撮ってきたわけですが、そんな中川さんは、猫の写真を何故撮っているんですか?ってよく質問されるそうです。
答えとしては、原点は一緒であるという点です。
反戦主義者である→人命を大切にする→動物の命も人間と同じ価値として大切にするという考えから、反戦=動物愛護につながるという事だそうです。
動物に対して、どう扱っているかを見ていると、その国の内情もよくわかるといいます。
動物に対する扱いがひどい国は、人命に対する扱いもひどく、結局、そういう国だと戦争が絶えないというお話には納得してしまいました。
反戦や恵まれない国の人を支援する活動をやらている方は、たくさんいます。
その行動力や優しさは、素晴らしいことだと思います。
しかし、その大半は、お金や物資を送る事で終わってしまっているようで、それがその後どうなっているか、事実は知られているのでしょうか。

実際に恵まれない国の現場はどうでしょう?
ちょっと興味深い話ですが、大地震の被害に合ったハイチの人の言葉です。
”また地震が来ればいいのに”。
これは、どういう事でしょうか?
つまり、地震が来れば、物資やお金がタダでもらえるからという事です。
しかし、これでは国が全く発展しません。

ハイチは、みなさんご存知の通り、世界最貧国の一つです。
そういう国が復興するには、モノやお金だけ与えてもダメで、実際に人を派遣して、技術支援なりをしていく必要があるという事です。
例えば、農作物の育て方を教えるのも一つだし、病気を減らすための医療機関の充実や、スタッフの教育など、そういう方向に力を入れないと、
いつまでたっても意識が修正されず、国が発展しないと思うのです。
そういう現場の状況を踏まえた上での支援が必要ですが、現状そうなってません。
例えば、井戸を汲む施設を作っても壊れてしまって、その後、直せる人がいなく使いものにならない、
病気を減らすために、高価なレントゲンの設備を寄付したはいいけど、
壊れてしまって、その後、直す人がいないので、そのまま放置状態。
車を寄付したはいいけど、ハンドルが逆で、使えないなど。
ちょっと考えさせられますね。
それから音楽は、戦場や辛い人に元気を与える万国共通のものなので、
そういうハートの部分で応援していく事も大切なのではという話を中川さんはされてました。
音楽をやっている自分達にとっては、ありがたい事です。

動物愛護とちょっと話がそれましたが、日本はそれらの国に比べると、明らかに豊かであります。
豊かであるがゆえに、そのありがたみが判らない。
生きるか死ぬかのような状況にはなかなか遭遇しないので、命のありがたさがわからない、何が何でも必死に生きていくという意識を持ちずらい。
だから自殺が増えるのでは。。。?

中川さんは、小学校での講演活動もなさっているそうで、
その講演を聴いた小学生が、”自分は一生懸命生きて行こうと思った”というコメントを寄せてくるそうです。
とても喜ばしい事だと思います。

子供の頃から、こういう意識を持つことは大切だと思いますし、こういう子供が増えて、大人になって、社会を形成した時に、
よりよい社会になるのではと、期待をさせられます。
ヨーロッパの先進国では、このような意識が浸透している国も現実あるわけですから、日本もできないという事は決してないと思います。

動物の命も人の命も同じ価値であり、人間の方が大切だと思っているような人間は、おごり以外何ものでもないのではないでしょうか。
そういう人が、少なくなる事を願わずには、いられません。